あらすじ
これは、現在からおよそ1000年後の物語。
現代、私達人間が生きるこの世界は、
まもなく、滅ぶこととなる。
存在しないとされていた空想上の生き物、
『天使』と『悪魔』の大戦争;によって。
のちに【掃討大戦】と呼ばれたこの戦争はおよそ100年間続き、
地球上の生命はとても大きなダメージを受けた。
それから900年の年月を重ね、ようやく
「1000年前の文化レベルに追い付いてきた」、
そんな世界を、舞台にしている。
たった1000年で立ち直れた理由。
それは当時水面下に潜んでいた『アヤカシ』達によるところが大きい。
彼らは妖怪、物の怪、幽霊、精霊などのいわゆるバケモノの総称であり、
かつては人間との共生を謳われながらも、一般化することのなかった異形の者達。
彼らが人間を守り、人間と交わり、命を紡いだことにより、
歴史は失われることなく、復興を開始した。
そして、いま。
現在に限りなく似た、1000年後の日本。
ありえない、偶然の繋がりと。
ありえない、ひとつの事件と。
ありえない、奇跡との再会と。
ありえない、敵の襲来。
そして、また新たな「ありえない」が訪れる。
これは、非現実が現実になった日本で、非現実的な彼らが憧れた日常のお話。
僕らの愛すべき非日常を、手にとった物語。
- 最終更新:2019-06-24 08:31:24